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【V!勇者のくせになまいきだR】世界征服ってやっぱり楽しいよね。 [PS4]

懐かしいソフトが帰ってきました。PSP時代に結構やっていた「勇者のくせになまいきだ」がなんとPSVR専用になってやってきました。
思い出補正もありますが、とても良質なVRゲームでした。全く酔うこともなく、2日でトロコン(トロフィーコンプリート)しちゃいましたよ。これでプラチナトロフィーは全部で3つめです。

84回目の記事は、PSVR専用ソフト「V!勇者のくせになまいきだR」について。
・「V!勇者のくせになまいきだR」 20017年10月14日発売【PS4】

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あなたは破壊神です。魔王と魔王の娘の3人で部屋に篭って、箱庭型の世界に魔物を配置していき、やってくる勇者をバンバン倒していきましょう。
VRゲームの中でも地味に楽しみにいていた本作。さすがはSIEと言えるクオリティでした。とにかく全く酔わないのが最高です。30分ごとに水分休憩は取りますが、何時間もぶっ続けでプレイできました。

箱庭にはRPGの世界がジオラマのように広がっています。そこに魔物を配置していき、食物連鎖を上手く活かして、強いモンスターを育てながら、魔王軍の数を繁殖させていきます。
自分はその箱庭にいるだけなので、どこにVRの要素があるのか伝わりにくいのですが、個人的にはこれがVRにとって最高のテーマだと思います。3人で世界をジオラマのようにこねくり回して、ぺちゃくちゃ喋りながら世界征服をしている感じが、自分が世界を操るラスボスになったみたいな気持ちになれてとても楽しいのです。
城や村から次々に現れる勇者を見ながら、ああこいつも世界平和を目指して冒険に出ちゃったのか早まったなと思いつつ、自分の魔王軍を指揮して勇者を倒しまくり、世界を少しずつ暗黒に染め上げていきます。
世界征服ってこんなに楽しいんですね。最近はマーベルやDCのせいでヒーローが増えまくっていますが、やっぱり自分がやるなら世界征服一択ですね。

私が最近のゲームに期待していることの中に、雑談の多さがあります。FF15もそうですし、アンチャーテッドもそうですが、主人公とその仲間が常にぺちゃくちゃ喋り続けることが、その世界に入り込むための最も大切なポイントだと個人的に思っています。
それなので、私はDQよりFF派ですし、アンチャは至高ですし、ウィッチャーも好きでした。そして勇なま(勇者のくせになまいきだの略称)の魔王と言ったら、他作品のコメディも織り交ぜながらの軽快なトーク・トーク・トーク。これもやはり大きな魅力です。
そして今作では、魔王の娘がこんなに可愛すぎるわけがないレベルのムスメが登場し、自分が世界征服のためにジオラマとにらめっこしている間ずっと、この2人が話しかけてきます。
ツンデレのこのムスメは是非VRで堪能してほしいほど可愛く、正直サマーレッスンよりもこちらのムスメと一緒に世界征服している方が断然楽しいです、可愛いです。ニコニコのランキングとかでも今上位に入っているので、気になった方は動画を見てみてください。

全てのステージをSランクでクリアし、プラチナトロフィーも取るほどやり込んでしまいましたが、難易度は正直あまり高くはありません。ドッド時代だったPSPの頃の方が繁殖も難しく、食物連鎖も成功させるのにコツが入りました。
本作では腹を空かせた魔物は取り込んで合成してしまえばよく、勝ち方が分かってしまえばそれ以上頭を使わなくてもクリアできてしまいます。
これは、VRのゲームはなるべく15分ぐらいで休憩を取りたいため、1つ1つのステージを短くしたせいかなと思います。でもこのゲームはPSVRのゲームの中でも最も酔わないので、もう少し骨のあるステージを増やしても良かったかなとも思います。
最後のステージはかなり難しかったです。理不尽なほど勇者が現れて、FFのディシディアかよと突っ込みたくなりました。

VRで初めてゲームを始める人や、ちょっとVRをしてみたい人などにも、是非オススメしたいゲームでした。チュートリアルもとても丁寧でしたしね。
人生の中で世界征服をする機械なんてそう何度もないと思います。世界を救うのにも飽きてきた人は、たまには部屋に篭ってボードゲームをするかのように世界征服をするのはいかがでしょうか?
それではまた来週!

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【Google Home】AIが我が家にやって来た。使用感最速レビュー。 [その他]

AI搭載型スマートスピーカーの「Google Home」が遂に我が家にやって来たので、その使用した感じを早速レビューしたいと思います。音声だけで好きな番組を途中から見始めることができること、何かをしている時は常に音楽が鳴り響く生活になること、朝起こしてもらいながら今日の天気やニュースを聞きながら起き上がれることに今回はフォーカスして説明していきます。
また、Amazon EchoやLine ClovaやSony LF-S50Gなどとの比較も行います。
それではよろしくお願いします。

83回目の記事は、AI搭載型スマートスピーカー「Google Home」について。
・「Google Home」 20017年10月6日発売【その他】

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2016年がVR元年ならば、2017年は日本にとってスマートスピーカー元年と言えるでしょう。今月(2017年10月)の初週にLINEとGoogleが発売、年末にはAmazonが、Sonyもまもなく出します(年内に英語圏向けぐらいのペース?)。
7~8年前にAppleのSiriが始めた市場ですが、現在では断トツでAmazonのAIのAlexaが首位を走っています。アメリカでは、4人に3人がAmazon、4人に1人がGoogleの割合ですね。
Googleは画像認識が得意で、Amazonは音声認識が得意です。正直地頭の良さで言えばこの2強で、AIにとって大切なデータを大量に持っているのもこの2強になります。LINEは独自開発したAIを搭載しており、とてもチャレンジングで個人的には胸熱ですが、やはり自然会話のレスポンス率はまだまだな印象らしいです。

それでも、私は今の日本人が初めてスマートスピーカーを買うのならば、圧倒的にLINE Clovaを推します。Google Homeの突然の発売発表に反応して、LINEは13000円まで値下げをした上で、月額1000円のLINE Musicを1年分今なら付与してくれるからです。これは最初だけのキャンペーン価格で、実質本体代は無料に近い計算になります。
現時点でスマートスピーカーと最も相性の良いサービスが、音楽の月額制ストリーミング配信であり、邦楽好きならこの条件は美味しすぎる話です。AIの賢さで水を空けられている分を差し引いても、こちらをオススメします。それに、日本の家庭はまだまだWi-Fiに繋がっていないので、赤外線対応な点も高評価です。つまりそのままのテレビやエアコンと接続できます。

年内発売予定のAmazon Echoは、圧倒的シェア率を誇る優等生で、且つAmazonにて音声で買い物が出来たり、アメリカならUberを呼んだりピザの注文をしたりもできるのでかなり欲しいです。我らが日本のSonyは、SRS-X1クラスの音質を備えたあくまで高品質スピーカー路線で、30000円と他のスマートスピーカーの2倍する値段ですが、Andoroid搭載Braviaを持っているならば迷わずこちらを待ちました。因みにSonyのはGoogleのAIを搭載しています。

ではなぜ私は熟考の比較を経て、Google Homeを買ったのかというと、それはChrome Castを通じてNetflixを音声操作できるからです。順に説明していきます。

今ならキャンペーン中なので、ビックカメラで買えば、Chrome Castが無料で付いてきます。合計で15000円です。半端ない安さです。PS4でNetflixを見る派だったのですが、新たにChrome CastでもNetflixを見られるように設定、Google Homeと同じWi-Fi内で連携します。最後にテレビの設定でHDMI信号からの操作をONにします。
するとこうなります。「OK, Google. Netflixでウォーキング・デッドを再生して!」と言うだけで、テレビが自動で付き、入力切り替えし、Netflixが立ち上がり、前回見ていた途中からウォーキング・デッドが再生されます。ヤバイです。未来がここまで来ました。
これまで以上に気軽にNetflixを見ることができ、「停止」とか「音量10上げて」とか「テレビ消して」でリモコンに触ることもなくテレビを見ることができます。
さらにYouTubeにも連携済みなので、「OK, Google. スターウォーズの動画を流して!」と言えば、この冬12月15日公開のSTAR WARS 最後のジェダイの最新PVが突然流れます。こういう時、Googleの賢いAIはしっかり聞き取ってくれるので助かります。

次に私が強調したいことは、何かをしている時は常に音楽が鳴り響く生活になること。今までは帰ってきてスマホのBluetoothをONにして、スピーカーの電源を押し、音楽アプリを開き、プレイリストをタップしてやっと音楽を流すことができました。それが今ではこうです。「OK, Google. 音楽流して!」
デフォルトをSpotifyにしているので、無料版では曲指定は出来ませんし、邦楽もあまりありません。でもLINE Musicにしたところで中島みゆきさんの曲はないので、洋楽好きにはこれで良いかなとも思います。
好きな曲を好きなプレイリストで再生したいならば、SRS-X1を使えばいいです。でも正直そこまで手間暇かけて音楽をかけたい気持ちがいつもではないと思います。帰ってきて着替える時にとりあえず何か音楽が流れていてほしい、洗濯物を畳んでいる時にアップテンポの曲が聞きたい、本を読みながらかすかにJazzを流してほしい。そんな時に気軽に音と戯れることができます。これは人生の豊かさに対して結構大きなポイントだと思いました。
なんでも揃うことが売りの百貨店やスーパーがどんどん苦境になるように、なんでも選べるというのは付加価値ではなく、選ぶ対象が多すぎるというストレスに世の中が変わってきている気がしています。選ぶのは面倒だから出来れば察してほしい。そんな現代人のニーズがAIで少しずつ満たされていくのでしょう。

さて、AIとの朝の共同ライフの例を、今朝の会話をベースに紹介します。
昨夜寝る前、「OK, Google. 明日は7時に起こして!」
今朝アラームで起きる、「OK, Google. ストップ!」スヌーズ止める。
「OK, Google. 今日はどんな日?」自宅近くの天気、今朝のニュースを読み上げてくれる。
「OK, Google. 今日は傘いらないんだよね?」降水確率をもう一度聞く。
朝の支度を始める、「OK, Google. ボサノバを流して!」音楽が流れる。
昨夜もスプラトゥーンのせいで眠いので、華麗に二度寝を決める、「OK, Google. 10分後に起こして!」
ふと、後で買いたいものを思いつく。「OK, Google. ショッピングリストにハンドソープを追加して!」
そして出勤。「OK, Google. 行ってきます!」

きっと音声認識とAIがもたらすのは、スマホの画面離れだと思いました。小さな調べ事のためにスマホをいじり、SNSなどを巡回していつの間にか結構な時間が経っている。そんな経験は誰にでもあるでしょう。
でも個人的には、その惰性から抜け出すことこそが、毎日を充実させるために最も必要なことだと思っています。音声で解決するのならば、スマホに触ることもなく寝る時間がやってきます。

最後に、Googleが先週発表した「Google Pixel Buds」というスマートイヤホンも少しだけ紹介しようと思います。これは日本語含む40カ国語をリアルタイムで翻訳することができるイヤホンで、例えば英語モードにすれば、日本語で喋った内容をリアルタイムでスマホから英語に翻訳して再生してくれるものです。
勿論AI搭載なので、近くのお店を探したり明日のスケジュールを読み上げたりもできます。そうか、未来はここまで近くに来ているんですね、驚きです。
私はそれでも英語を喋れることは、当分は大切な技術だと思っています。IT技術の革新は、基本的には、出来ない人を出来るようにするのではなく、ある程度出来る人をさらに出来るようにする技術ばかりだからです。

世界は私達が思っているよりも物凄い速さで移り変わっています。世界をテクノロジーが変えていきます。AIによるシンギュラリティーは2045年よりも早い予感がしています。
そんな世界で大切なのは、答えを知っていることではなく、答えを探し出すことや聞き出すこと。近い未来を常に見据えて、毎日を過ごしたいなと思います。
「ねえ, Google!」
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【Farpoint】VR空間はコントローラーが変われば完全に違う体験になる。 [PS4]

新型PSVR(CUH-ZVR2)が来週の10/14に発売されます。ぶっちゃけSONYはまだこのクオリティのVR(重さとか疲れやすさとか)に満足していないので、当分はVR本体の品薄が続くと思います。最大出力まで生産数を上げているNintendo Switchとは対極的ですね。
さて、今回の新型PSVRですが、グラフィックや重さの改善はほとんどないですが、ケーブル周りの煩雑さが素晴らしく改善されています。音量ボタンとヘッドフォン端子は本体につけてほしいとずっと思っていましたし、HDR映像への切り替えが楽になりました。これからPSVRを買う人は絶対新型の方がいいです、既に持っている人は買い換えるほどのものではないです。

82回目の記事は、PSVR専用ソフト「Farpoint」について。
・「Farpoint」 20017年6月22日発売【PS4】

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発売日にシューティングコントローラーを買い、この記事の写真(これ私です)を撮り、プレイを始めたのに、感想を書くのに3ヶ月以上かかってしまいました。その理由は2つ、スプラトゥーンで毎日が忙しくなったことと、このゲームは1日30分ぐらいしかできなかったこと。
現時点での全VRゲームの中で、完全に頭一つ飛び抜けているのがこの「Farpoint」です。兎にも角にもこのゲーム専用(現時点では)のシューティングコントローラー(通称ガンコン)が本当に素晴らしい。没入感という言葉では言い表せないほど、そこで自分が戦っている様を感じることができます。
PSVRを購入した直後、サマーレッスンやイーグルフライトやDMM(笑)を体験しによく友達が家に来ていましたが、このゲームをプレイした後ではもうオススメできません。それだけ、VRを体験してもらうなら、是非このゲームに触れてみてほしいと思ってしまいます。

遥か彼方の銀河系で惑星に不時着した主人公は、アサルトライフル一つでこの星に生息するクリーチャーと戦いながら彷徨います。初めはただただこの星の壮大さに見惚れながら歩いて行くだけですが、途中から蜘蛛のクリーチャーと遭遇します。
撃たなければならない。私はガンコンを構えます。VR内で自分が見ている目線の先に、銃の照準サイトがあり、その一直線上の先に蜘蛛を見据えます。通常のFPSと違ってVRが優れているのは、自分の目線と銃の照準が独立していることです。これは本当に画期的で、まるで映画の主人公のように銃を横に打ちながら前に走ることだってできます。
血しぶきを上げて破裂する蜘蛛を片目に、自分の腕を過信した私は奥に進みます。すると大量の蜘蛛に囲まれる私。終わった。映画の序盤ですぐに死ぬモブキャラのように、銃を乱射しまくりますが照準が全然合いません。飛びかかってくる蜘蛛たち。視界が蜘蛛だらけになる。思わず叫ぶ。そしてゲームオーバー。
VR酔い対策のために、ヘッドセットを外して水分休憩をこまめに取ります。気付いたら汗びっしょりになっています。そんな感じで1日30分戦えば十分疲弊してしまいます。
難易度が相当難しいゲームなので(その上難易度変更不可)、ひたすら自分の技術を上げなければ突破できないシチュエーションもあります。そんな場所をクリアできた時の達成感は半端ないですが、そのままVRを頭から外してその場にぶっ倒れて、そのまま5時間寝てしまったこともあります。ゲームで命を削ってどうするんだよって話ですが笑

初めは蜘蛛に囲まれてばかりですが、物凄く大きなクイーンの蜘蛛を倒すと、ターミネーターの世界のロボットのような存在たちとの戦闘がメインになります。最後はエイリアンまで出てきますが、敵の種類は豊富ではないです。しかしこの疲労度からすれば、これでも十分すぎるほどボリューミーです。
クイーンスパイダーと遭遇した時は、見上げなければならないほどの大きさに思わずたじろぎ、無意識に後ろに後退しながら、「おいおい嘘だろ」と主人公のセリフとシンクロしながらつぶやいていました。そのぐらい、自分がその世界に入っている錯覚に襲われます。
それはやはりシューティングコントローラーの影響が大きいと思います。普通のPS4のコントローラーでプレイしている時は、VR空間に入り込んでゲームをしている自分という感覚なのですが、このガンコンを持つと銃を持ってその世界に迷い込んだ自分という感覚になるんです。難しい表現ですけど。

結論としては、VRはコントローラーをそれぞれのシチュエーションごとにそっくりにしていくことが、没頭感に直接リンクしていくのだと思いました。Moveコントローラーを持ってプレイするバットマン:アーカムVRや、首を振るだけのイーグルフライト、ゲーム内とそっくりのガンコンを持つこの「Farpoint」などが、VRでは飛び抜けて面白いと思います。
今後も、このガンコンを使うVRゲームが出たら、しっかり遊ぼうと思います。

それではまた来週!
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【ドミニオン】デッキ構築とタイムバンクから考える個人の時間密度に関するレポート。 [ボードゲーム]

ボドゲ強化月間最終回である第8弾は、最近マイブームの神ボドゲである「ドミニオン」と、今月開始された話題のサービス「タイムバンク」から、私が人生で最も価値を置いている「時間」について真剣に考えていきます。
77回目の記事で書いた「Airbnb Story」並に、今私が伝えたいことを赤裸々に語ろうと思います。よろしくお願いします。
http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2017-09-15

81回目の記事は、「ドミニオン」について。
・「ドミニオン」 2008年発売【ボードゲーム】

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私が「密度」の大切さに初めて気付いたのは、小学生の時にハマっていたポケモンカードでした。全盛期の小5の時に関東5位まで登りつめるほど真剣にデッキを組んでいた私は、60枚のカードによるデッキのたった1枚を変えただけで、全く違う構成になることに気付きました。
これはカードゲームを小さい頃に遊んできた人はみんな分かっていることだと思います。1ターンに引けるカードは基本1枚です。そこで自分の引きたいカードを引ける確率を少しでも高めるための努力を、多くのカードプレイヤーはしてきました。

今回紹介するドミニオンというゲームは、デッキリアルタイム構築ゲームです。初期カードはみんな同じ10枚を持っているんですが、毎ターン5枚をドローし、その手札を使って新しいカードを1枚買い、どんどんカードを買い足しながらデッキを再構築し続けるゲームとなります。
この毎ターンカードを買うフェイズがとても楽しいです。どのカードを買ってどんなデッキを作ろうかを考えながら、コンボを繰り出したり、相手を邪魔したり、自分のデッキを変換していったりします。
得点カードというのが何種類かあるのですが、これが絶妙にゲームバランスを作り出しており、持ってないと得点が伸びないから勝てないけど、たくさん持ちすぎると手札を圧迫するんです。特に最初から持っている1点カード3枚は、正直邪魔です。

このゲームの肝は、無駄なカードを組み込むと回転率の悪いデッキができてしまうということ。今回の自分の戦法に本当に必要なカードだけをピックアップし、その濃度をしっかり把握すること。これらがとても大事だと思います。
そしてその肝が、今回タイムバンクと組み合わせて、時間密度についての記事にした理由になります。


VALUでは個人が会社の株価のように売買され上下する仕組みが始まりました。タイムバンクでは個人の時間が数十秒単位で売買されるようになります。個人の時代の到来です。
そんなサービスを使うのは有名人や専門家の人だけかもしれません。でもこれが始まった意義はもっと大衆的だと思っています。それは時間の大切さを再確認させてくれることです。

時間はみんなに平等に流れています。1日24時間です。しかしこの時間市場は、人によって時間の価値は違うということを暗に示しています。
タイムバンクの公式ミッションは以下の通りになっています。
「タイムバンクは様々な空き時間を有効活用できる「時間市場」の創出を通して、個人が主役の新たな経済システムの実現を目指しています。時間の価値を再認識してもらうことで、人々の働き方や生き方を変えていきたいと考えています。」
そうです。これは今流行りの働き方改革に対する、一番有効的な対策だと個人的には思っています。

マネジメントで有名なドラッガーの言葉で「日本人は人の財布は盗まないが、人の時間は平気で盗む」という言葉があります。自分の成長にとって有意義でない仕事は誰かに振り、自分は自分の成長のためになる仕事しかしないのは、ある意味で常識的な考え方です。
仕事としてやるべきことを、プライベートの時間を使って対応しろと言われれば誰もが不快になるように、8時間労働した後に本来であればプライベートな時間になるはずだった時間を残業時間として仕事時間になることは不快であるべきです、それが自分の成長に明確に必要な時間でない場合は。

働き方改革で本当に大切なことは、上司の理解でも仕事の効率化でも人手不足でもなく、個人が自分の時間の大切さにしっかり気づくことではないでしょうか。
このタイムバンクを始めた人たちは、そう考えているように思えます。

一つ、メーカーの人間らしく、開発手法の話を挟ませてください。
従来の開発手法であるウォーターフォール開発は、要件を決め設計をしてテストをした後リリースします。要件と日程を決めて、リソースを変動させるのがこの手法です。
対して今流行りのアジャイル開発は、リソースと日程を固定し、要件を変動させるのがこの手法です。
ウォーターフォールではリソースを変動させるとありますが、お金の関係や人事の関係でどうせ人材を臨機応変に追加することなんてできません。大人の都合です。なので、結局誰かが一人分以上の仕事をすることで辻褄を合わせます。
しかしアジャイルなら、この期間とこの人材で開発できる要件はこれとこれだけですねと、要件を変動させることができるので、無理な仕事をしないで済みます。

何を固定し何を変動させるのかは、時間というものにどれだけ重きを置いているかで、選択が変わってくるような気がします。誰もが自分の時間を大切に思い、それを第一優先に考えて生きているならば、今後はアジャイル開発のような手法が増えていくと思います。


時間の大切さに今一度気づき、時間密度を上げていく。それは自分のデッキを再構築していくことに似ています。
毎ターン引けるカードの枚数は、どのプレイヤーもみんな同じです。1日24枚です。ならば、どれだけ自分のデッキの濃度を上げていくか、礼拝堂カード等を使って無駄なカードをいかに廃棄していくか。
アンチャーテッドの名言で「配られたカードをどう使うかだ!」というセリフがあります。
http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2016-04-16
人は配られたカードでしかそのターンをプレイすることはできません。しかし自分のデッキの中身を熟考し、再構築することはできます。いらないカードは廃棄することだってできます。

いつも自分のためではない人の時間のための無駄なカードを毎日ドローしてはいませんか?
あなたのデッキは自分の時間を大切にした、自分時間密度の高いデッキになっていますか?
自分の時間を他人に簡単に盗ませてはいけません。それは魔女カードで強制投入された呪いカードのように後々の手札に悪影響を及ぼします、永続的に。

ボドゲ強化月間最終回は、時間密度についてのことも書いたので長くなりましたが、これでボドゲ記事は一旦終了です。また適当なタイミングで投入はしていく予定です。そして、ドミニオンの拡張はこれからどんどん買い足していくことをここで宣言します!

それではまた来週!
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【カルカソンヌ:スターウォーズエディション】Fear is the path to the dark side. [ボードゲーム]

ボドゲ強化月間第7弾は、超有名ボードゲームの派生版であるカルカソンヌ:スターウォーズエディションを紹介します。カルカソンヌはカタン同様、世界大会が行われているほどのメジャーなボードゲームです。物凄く奥は深くて、且つルールはシンプルで、毎回全く違うゲームに変わるという素晴らしいゲームバランスを持っています。
そんなカルカソンヌをさらにエンタメ性豊かに、そして運要素を強く出してきたものがこのスターウォーズエディションになります。初心者同士でワイワイ楽しむにはこちらのエディションの方が向いていると個人的には思っています。これについては後述します。

話は変わりますが、私の大好きなスターウォーズは今年も年末に向けて大盛り上がりしていきます。11月17日発売のPS4のゲーム「バトルフロントⅡ」、12月15日公開の映画最新作のエピソード8「スターウォーズ/最後のジェダイ」。早くこれらを見たいし、これらのレビューを語りたくてしょうがないです。
https://www.youtube.com/watch?v=pRw5JWhL6E8
https://www.youtube.com/watch?v=liA2nmqXeTE
このブログで書きたいネタは全然尽きないですね。

80回目の記事は、「カルカソンヌ:スターウォーズエディション」について。
・「カルカソンヌ:スターウォーズエディション」 2015年発売【ボードゲーム】

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カルカソンヌは正方形の小さなパネルを毎ターン引き、それを全体のフィールドに置いて足していき、プレイヤー全体で大きなマップを作り上げながら領地を獲得してポイントを上げていくゲームです。
使用する数十枚のパネルは変わりませんが、種類が違うそれらのパネルがどのように引かれ、どのように配置するかで毎回全く違うフィールドが作られていきます。スターウォーズエディションで言えば、宇宙が創造されていきます。あ、ヤバい、中2の心が騒ぐ笑
ミープルと呼ばれるコマを道や城や草原に置き、それらをパネルの組み合わせ配置で完成させ、得点にしていきます。このコマを置くタイミングや、周りのプレイヤーがどうマップを作っていくかを想定しながら、確実に得点を稼いでいきます。

一つこのゲームの欠点を挙げるならば、結構実力差がつきやすいです。毎ターン拡張されていくパネルはランダムなので、このゲームは不完全情報ゲームなのですが(麻雀やポーカーのように情報が隠れているゲームの方が初心者でも勝ちやすい。逆に完全情報ゲームである将棋や囲碁で初心者が上級者に勝つことは不可能)、全てのパネルを使い切ったタイミングがゲームの終了なので、どのパネルがどれだけ残っているか把握している人は強いです。
逆に言えば、プレイヤー4人全員が24種類のタイル72枚を完全に把握してからが、このゲームが本当に楽しくなる時だとも言えます。私はまだこの段階までいけてないので、本当の意味でのこのゲームの楽しさには触れていないのかもしれません。いつかカタンやドミニオンが落ち着いたら、カルカソンヌガチ勢になりたいなとも思います。

さて、日本語版対応は出ていないので、ボドゲの聖地ドイツに言った時に直接買ったこのスターウォーズエディションですが、マイナールールが追加されて初心者でも取っ付きやすくなりました。
カルカソンヌ経験者向けに言えば、草原ルールの廃止です。ゲーム終了後の複雑な点数計算がなくなりました。そして惑星奪い合いバトルの登場です。
ナブーやムスタファーなど、スターウォーズファンにはお馴染みの惑星が登場し、ダイスを使って奪い合います。簡単に言うと、惑星の隣にパネルを置くと、乗っ取りを仕掛けることができます。
この乗っ取りが想像以上に楽しいです。運任せのダイス戦なので、ここで勝ちまくれば初プレイの人でも圧勝できます。エンタメ性が増し、後々のための点数計算のための行動をあまりしなくてもよくなり、目先の目標である惑星を奪取することに集中するゲームになったため、参入障壁がぐっと下がりました。
でも日本語訳のルールブックは存在しないので、いつか翻訳してみるのもありかなーと思っています。もっともっと日本でボードゲームがメジャーな遊びになってくれればいいのにね。自分でやりますか。

最後に、スターウォーズの名言をこの記事の題名に据えました。「ボドゲってなんかルール難しそうだし考えること多そうでちょっと怖い」と思うその恐れは、ダークサイドにつながっているかもしれません。ええ、大げさですね。
でも、奥の深いボドゲの世界に、一度足を踏み入れてもらえたら幸いです。

ボドゲ強化月間も次回で最終回です。
8本連続ボードゲーム特集、7本目は「カルカソンヌ:スターウォーズエディション」でしたー。
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【ナショナルエコノミー】働くことや働いてもらうこと。 [ボードゲーム]

ボドゲ強化月間第6弾は、経営の厳しさや働くことの大変さを感じることができる珠玉のボードゲーム、ナショナルエコノミーを紹介します。
今年2017年の5月に新作である第2弾「ナショナルエコノミー・メセナ」が発売されましたが、第1弾の元祖もあまりプレイ出来ていないので(学生時代は研究室でまあまあやっていました)、ボドゲガチメンバーでスタンダードにプレイするようになったら買い足そうと思います。重ゲーはどうしてもカタンやドミニオン(New)になりがちなんですよね。
でも、社会人になった今こそモノポリーがやりたくなったように、このナショナルエコノミーも今こそやりたいんですよね。

79回目の記事は、従業員を雇う系ゲームの「ナショナルエコノミー」について。
・「ナショナルエコノミー」 2015年発売【ボードゲーム】

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ボードゲームには2種類あると思います。メンバーを選ぶゲームと選ばないゲームです。テレビゲームで例えるとスマブラとマリオカートでしょうか。スマブラはある程度の実力を全員が持っていないと対戦にならないですし、みんなが楽しめません。マリオカートはゲーム初心者でも一緒に楽しめて、いつも強い人が圧勝ではなく、みんなで気軽に楽しむことができます。
ゲームはとても好きです。マリオパーティを実力がバラバラな家族でプレイするのも楽しかったですし、学生の頃メタギアやモンハンを必死になってやっていたのも楽しかったです。でも、ゲームにおけるこのバランスはとても難しいと思います。
ボードゲームの大きな魅力の一つは、誰とでもプレイできることだと思っていました。カードゲームは強いデッキを作らないと楽しめないですし、テレビゲームは持ち主同士でないと中々実力は拮抗しません。しかしボドゲは違います。誰かが一つ持っていれば、どんなメンバーでもプレイできるのです。

前置きが長くなりました、結論から言いましょう。このナショナルエコノミーはメンバーを選びます。難しいボードゲームに必須な論理的思考をかなり使います。むしろ使えないと苦しみます。経営破綻です。
カタンにも論理的思考は必要ですが、手に入れた資材や作った街はなくなりません。広がっていきます、だから楽しいです。しかしナショナルエコノミーでは経営が上手くいかないと、せっかく作った資源を売ります。そのお金で従業員の賃金を払います。賃金はどんどん高くなっていきます。でもリストラはできません。それでも払います。借金します。借金は3倍で返します。もう何も投資できなくなります。経営破綻します。何も残りません、賃金の高い従業員以外は。

モノポリーの記事の時にもそんなニュアンスの文章を書きましたが、ゲームにおいて人は少々ドMになります。少なくとも私はそうです。テレビゲームで縛りプレイをする人達の心理もそれに近いものでしょう。
このナショナルエコノミーでは、まず人を2人雇います。毎ターンその従業員に賃金を払いながら仕事をしてもらいます。ターンによっては賃金を稼ぐだけしかないターンもあるでしょう。頑張って工場や農場を作っても、賃金を払えないからすぐに売却することにもなるでしょう。まさに自転車操業です。
そしてそこがとてつもなく面白いのです。お金も全然ないけど未来に投資をしていかないと勝てないですし、良い資源はライバルに先に使われるし、油断するとすぐにお金は底を尽きますし、従業員の賃金はどんどん高くなっていくし。そんな中でも自分なりの経営が上手くいくと経済が回り始めます。手札の循環が早くなり、お金も入ってきて、新しい施設もどんどん作れます。
苦しい時期を頑張った先に、エコノミーを回す経営者の自分がいるかもしれない。そのためになら辛酸すら舐めよう。それを楽しむのがこのゲームです。カードの種類も豊富ですので、難易度は高めです。

現実世界では苦労なんてしないに限ります。つまらない仕事や面白くない仕事は他の人にやってもらって、楽しい仕事だけをやるようにしています。そして、楽しい仕事こそが一番人を成長させてくれます。
「働いてもらう」ことに意識を配分すること。「働く」だけでは見えてこない視点を、このナショナルエコノミーから感じることができるのではないでしょうか。
学ぶことも遊ぶこともみんなフィクションから。

8本連続ボードゲーム特集、6本目は「ナショナルエコノミー」でしたー。
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【狩歌】君の好きなJ-POPに逢えたそれがキセキ。 [ボードゲーム]

いま世界にひとつだーけのー、強い力を見たよー♪アイワナビーア君のすべーて♪
ボドゲ強化月間第5弾は、かるたを紹介します。小さい頃、かるたをしたことがある人は多いと思いますが、大人になってからもかるたをしている人は多くはないでしょう。凧揚げは正月毎年欠かさずしている私ですが、普通のかるたはしていないです。最近はベーゴマしたいですね。あと、ポケモンパッチンっていう十数年前に流行ったポケモンのメンコもやりたくなってきました、皆さん覚えていますでしょうか?笑
百人一首も小学生の時得意だった記憶があるため、ちはやふる(という少女漫画)は好きでした。正月トークも織り交ぜたところで、ボドゲの話に戻りますか!
さあ、トランク一つだけで、ボドゲ飛行へ in the sky♪

78回目の記事は、J-POP頻出単語かるたの「狩歌」について。
・「狩歌」 2016年発売【ボードゲーム】

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J-POPよりも洋楽の方が好きになって十年以上が経ちました。世界にはクラシックやジャズやボサノヴァなど多くのジャンルがあって、世界中で流行っている洋楽の方が曲として完成していると思っていました、長い間。そんな私が中学時代以来再びJ-POPを聞くようになったのは最近です。この夏のフジロックやサマソニの影響も多分にありますが、私の場合のきっかけは一つのかるたでした。
「狩歌」
私の誕生日に友達が「これ女の子と遊ぶと盛り上がると思うよ、是非遊んでみて」とプレゼントしてくれ、それから男4人で遊んだり、ちゃんと女の子と遊んだりしました。そして思いました。前回記事で紹介したディクシットに続いて、これも女子ウケしそうなゲームだと。なぜならボドゲ熟練者(調子に乗る)の私が全然勝てないからです笑

そろそろゲームの紹介をします。
「私」「気持ち」「今日」「同じ」「恋」「ふたり」などJ-POPではお馴染みのよく聞きそうな単語がカードになっています。「まるで」「きっと」「なぜ」のような接続詞っぽいものも含まれます。ルールは簡単です。好きな曲を流してその歌詞が聞こえたら取るかるたです。
普通のかるたや百人一首は一人読み上げる人が必要になりますが、このかるたは曲を流しっぱなしでできるので、全員で遊べるのが良いポイントです。そして、一曲大体3~4分ですので気軽にできます。

曲はそれっぽい歌詞をたくさん含みそうな歌手の曲を適当に流します。順番に曲を決めてもいいですし、誰かがメドレーを流してもいいです。コツはAikoとかいきものがかりとか大塚愛とか、みんな聞いたことあるし、早くはなさすぎて聞き取りやすく、いい感じにそれっぽい単語をたくさん言ってくれそうな曲を選ぶことです。
本気で勝負するならば、誰も知らない曲を流してフェアに戦ったり、順番に得意曲を流しながら歌詞を先読みして素早く取ったりします。メンバー次第で闘い方を自由に決めることができるのもいいポイントです。
闘う君のうたをー、闘わないやつらが笑うだろうー、ファイト♪

やっぱりオススメは同年代の人と集まって、小中学生の頃に流行った思い出の曲を流すのが一番盛り上がると思います。普段一人の時は聞かないけれど、思い出とともに青春が蘇ってくるような名曲たち。あの頃はみんな同じような曲にハマって聞いていたので、それをみんなで聞くだけで楽しくなってきます。修学旅行のバスの中での帰りのカラオケみたいな感じ。
このゲームでもサビの辺りでみんな歌いだして合唱になりがちです笑 2番のサビとかは同じ歌詞で取るカードがなくて歌うみたいな展開ですね。こうやって一緒に楽しめるのがJ-POPの一番良いところだと思います。
何度かプレイしていくと、良い感じの曲が思いつかなくなってきたり、フルで見つからなかったりしてきます。こういう時に誰かがストリーミング定額サービスに入っていると助かりますね。
流す曲に困ったら神様に聞いてみましょう。
Bo do game♪ ロマンスの神様、この歌でしょうか??

8本連続ボードゲーム特集、5本目は「狩歌」でしたー。
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【Airbnb Story】世界中を居場所にして旅をして人を愛してつながって誰とでも友達になる、そんな未来へのStory。 [その他]

とても素晴らしい本と出会いました。今、私が未来に何を求めているのか、何を期待しているのか、どんなことを実践していきたいのか。そんな熱い思いを届けたいと思います。聞いてください、チェスキーとゲビアとブレチャージクの3人で、Airbnb Story。

77回目の記事は、至極の民泊サイトの創業秘話「Airbnb Story」について。
・「Airbnb Story」 2017年5月25日発売【本】

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UberとAirbnbはシェアリングエコノミーの代表格ですが、まだまだ日本では知らない人が多くいると思います。Uberはタクシーを個人が代行するサービスで、日本では規制がまだ強いから参入できていない、というより、日本でのサービスレベルが高いので、取って代わる必要性があまりないんですよね。アメリカのタクシーのサービスレベルの低さは悪い意味で驚くべきクオリティーだったからこそ、完全に取って代わったのでしょう。
対してAirbnbは宿泊を個人が代行するサービスです。つまり赤の他人の家に泊まりに行く、赤の他人を泊まらせるサービスです。このサービス内容を聞いた時、きっと多くの人がそんな危険なことできるわけないと思うのかもしれません。でもAirbnbが世界中のミレニアル世代での常識になった現在、このサービスは人とふれあうおもてなしと愛のストーリーへと変わってきています。
「ウーバーはただの取引。エアビーは人とのふれあい。」この言葉の意味が、この本を読んだ後ではわかってきました。

Airbnb、エアービーアンドビー、通称エアビー。Airbed and breakfastから来ている、2008年に始まった会社です。美大出身のチェスキーとゲビア、技術が強いブレチャージクの3人が、民泊のサイトを作り、ホストを集め、フレークを売り?、ゲストを魅了していくお話です。
現時点でエアビーの企業価値は3兆円を超えていますが、まだ宿泊という第1段階が終わったばかりです。これからチェスキーは、宿泊以外の旅行のすべてを取りに行こうとしています。そんなエアビーの現時点を切り取った本が、この「Airbnb Story」です。
「僕たちの究極の目標、というか使命は、みんながどこにでも居場所を見つけられるような世界をつくることだ」

序盤では、彼ら3人の創業エピソードが描かれます。
「あのさ。いつか俺たち起業して、それが本になる」。
3回のローンチをしても上手くいかず、お金も尽き、それでも少ないユーザーに直接会いに行きながら、彼らは一大ムーブメントを作り上げていきます。
「起業したいって人は多いけど、実際にやる人はそれほど多くはない。彼らはやったんだ」
「ぐずぐずと頭の中で想像をこねくり回してばかりじゃなかったんだ。ローンチしたんだ」
この本の書き手もまた上手くて、熱い物語に読者をどんどん引き込んでいきます。平凡な生き方も幸せだとは思いますが、こういう熱い思いに触れると、自分の中にある本当はしたいことが浮き彫りになってきます。やっぱり人生の最大の目標は、小金持ちになっていい暮らしをすることではなくて、世界を変えることなんだと思います。

中盤では、エアビー大好き信者に囲まれながらも、悪いやつらと対峙していくエピソードが描かれます。
他人を家に入れるという構造上、やはり大きな事件は起きてしまいます。正直、被害者はもう何も信じられなくなってもおかしくないと思いました。そんな時彼らはどう向き合っていくのか。ゼロを一つ加える話は好きでした。
他人をどこまで信じられるかということは、この物語の一番大きなテーマだと思います。
私も今年になってから仲良くなった人がマルチ商法の人だと知った時に、社会人になってから友達を作るのは無理なことなのではないかと思った時期もありました。
でもそこで扉を閉じるのは違うとも思いました。複雑な現代社会の中で、人とのつながりが少しずつゆっくりと失われてきています。私たちの心の奥で、人とのつながりを求める表に出せない気持ちが高まったからこそ、この民泊はここまでのムーブメントになったのかもしれません。
「SNSのおかげで誰とでもすぐに「友達」になれると信じて育ってきたこのミレニアル世代には、赤の他人と親しくなることに違和感がなかった。」
「世界中を居場所にする」というエアビーの信念は、私の心の氷を溶かしていくような気がしています。

エアビーはもっと多くの敵と対面していきます。それはホテル業界だったり、各地域の法律だったり、差別だったりします。
「居場所づくりの正反対はなにかといえば、差別だろう。」
人とのつながりやおもてなしがこの会社の心だからこそ、人の心の奥底に眠る差別とはどこかで向き合わなければいけないのだと思います。
法律との戦いは、現時点でもまだたくさんの煙を上げています。ニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、バルセロナ。
「最終的にはエアビーが勝つと思われている。理由はただひとつ。消費者が望むからだ。」
「政治家は消費者がいるところにいずれ追いつく。」
人が本当に望むものが生まれた時に、世界はそれに合わせて変わっていくものです。
シリコンバレーでお馴染みの台詞である「理性的な人は自分を環境に合わせる。理性的でない人は環境を自分に合わせる。それゆえ、すべての進歩は理性のない人にかかっている。」は、型に囚われない人が未来に夢を描くからこそ、世界はより良く楽しいものに変わっていくのでしょう。
「その時がくるべくしてきたアイデアを殺すことはできない。」
「はじめに彼らは無視し、次に笑い、そして挑みかかるだろう。だが勝つのは我々だ。」
そう、Technology will always winなんです。

終盤では、彼らがリーダーとして成長していくこと、今後エアビーが世界をどのように変えていくかが描かれます。
性格診断の類型がそれぞれ等間隔に離れていて、正三角形になる彼ら3人は、創業者チームが今でも一緒に仲良くやっている稀にみる組み合わせです。
それぞれ考え方が極端で、毎日派手にやりあっていると言われる3人。
「ビートルズなんだ。ソロアルバムもあるけど、一緒になったときにはかなわない」
私はチェスキーもゲビアもブレチャージクも、そしてエアビーのことも大好きになりました。彼らはとにかく周りの多くの人に愛されていきます。
「一世代前の強烈なカリスマ経営者とはまったく違う、ミレニアル世代の新しいリーダーの姿がここにある。」
彼らが描く夢は、世界中を居場所にして、人々のつながりをもっと温かいものしていくこと。そして彼らはそんな未来が遠くないと確信しています。
「悲観主義者はだいたい正しい。だが世界を変えるのは楽観主義者だ」

世界は私たちが思っているよりもずっと早く変化しています。きっとその情報から取り残されていくと、ホリエモンの言うオヤジ化(思考停止状態)が進んでいくのだと思います。
「若い人たちにとってチェーンホテルに泊まるのは、固定電話で話したり、銀行の支店に行ったり、オンエアの時間にテレビ番組を見たりするのと同じくらい、変なことなのだ。」
働くことに忙しくなって、今や未来を見る努力を放棄しそうになっている人こそ、このストーリーから熱い気持ちを思い出してほしいです。
価値のトレンドは大衆から個人へ、完成品から未完成品への確実に移り変わっています。プロが作る雑誌やテレビよりもSNSの投稿やYouTubeが流行るように、完成されたホテルよりも未完成で人の生きている匂いのする誰かの家に泊まることが、これからどんどん流行っていくでしょう。
今の会社で働くというプロとしての自分だけではなく、エアビーのホストやサロンを運営する人、ブログを書く人や物を作って売る人など、アマチュアとしてのもう一人の自分をみんなが持ち、サードプレイスで人と関わっていく世界になりつつあります。
どんな小さなアウトプットでもいいと思います。VALUも始まり、タイムバンクもそろそろ始まり、個人の価値が見える化し売買されるようになります。そんな個人の時代に、私たちは世界を居場所にしながら、多くの人と関わって友達になって、もっともっと幸せになっていくのでしょう。
「赤の他人は、未来の友達だと子供の頃に教わった。」
どうか目の前の世界だけが自分の世界だと思わないでください。
世界中が居場所になる時代が、きっとやってきます。
その時までずっと友達でいましょう!

それではまた来週!
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【ディクシット】女心と絵心は秋の空。 [ボードゲーム]

紳士淑女のみなさま。
ボドゲ強化月間第4弾は、2010年のドイツゲーム大賞を受賞したフランス発のボードゲーム「ディクシット」を紹介いたします。今回の記事はターゲティングを絞って書かせていただきました。
普段の記事ではボドゲが好きな人、ボドゲに興味がある人を対象にしていましたが、今回はボドゲに興味がある若くて可愛い女の子、または若くて可愛い女の子とボドゲをしたい男に絞らせていただきます。
ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

76回目の記事は、フランス発の絵心カードボドゲ「ディクシット」について。
・「ディクシット」 2008年発売【ボードゲーム】

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お酒を飲みながら初心者も一緒に遊べるボドゲって実はあまりないのですよね。普段カタンもお酒を飲みながらやりますが、それはすでにみんなルールを知っているからですし、勝負になるだけの実力を皆がある程度持ち合わせているからです。
たまにはお酒を飲んで酔っ払って頭が働かなくなった後に、勝負とか関係なくだらだらとボドゲをしながらおしゃべりをしたいと思う時もあります。そういう時は恋バナでもすればいいのですが、それは宅飲みではなくて居酒屋でした方が盛り上がりませんか?(そんなこと言っているから、宅飲みメンバーがどんどん女子から男子だけになっていくのかもしれません笑)
新しくルールを教えるのも大変だし、勝負には少し疲れちゃったというそんなあなたにこそ、このディクシットというゲームをオススメいたします。

3~6人向けのゲームですが、拡張パックのオデッセイを買えば12人でも遊ぶことができます。また、ヴァリアント・ルールという2人用にアレンジされたルールもございます。誰と2人でこのゲームを遊びたいのかは、あなた様にお任せいたします。このヴァリアント・ルールは、お互いの波長を合わせることに重きを置いているので、大切な人とのプレイに向いています。あえて、ここではルールを説明しないので、プレイしたい人は勝手にググってみてください。
オススメは5~6人でプレイです。そして重要なのが、半数は若くて可愛い女の子であることが望ましいです。むしろ絶対条件だとすら言えます(今回のハイライト)。
勝敗関係なくストーリーを綴りながら、彼女はその綺麗で不思議な絵からどんなことを思い描いたのだろうと夢想し、そんな彼女の気持ちに自分を寄り合わせていく。さすが、フランス発のゲームは濃厚です。

まあとりあえず一度プレイしてみればわかります、このゲームに関してここまで私が男女比にこだわっている理由が。ちなみに私は男子だけでは一回もプレイしたことないです。だってなんかイメージと違うんだもん。
女性の方が脳の作りやコミュニティーの特性から、共感に重きを置いていて、男性の方が競争を好むのは子どもの頃から変わらないことだと思います。
このゲームで楽しいのは、「え~、なんでその絵からそんな連想したの~?」とか「○○ちゃんならこういうこと考えると思った~」とか「もしかして私だけセンスちょっとずれてた~?」とか「○○だけは私のこの考えに気付いてくれると思ったハート」みたいな、ラウンド終了ごとに話す反省会が楽しいところなんですよねー。

思わず飾りたくなっちゃうような不思議で可愛い絵札と、数字が一切出てこないところと、コミュニケーションを楽しむゲームという部分は、どう考えても女子受けを狙った素晴らしいゲームです。
拡張版も第7弾まで出ている人気作ですので、末永くプレイできると思います。私も拡張第4弾のオリジンだけ買っています。ドイツに旅行に行った時に衝動買いしました。

ちょうどここで折り返し地点ですね。次回は一回脱線して本の紹介をします。
8本連続ボードゲーム特集、4本目は「ディクシット」でしたー。
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【スコットランドヤード東京】レインボーブリッジ封鎖できましたー。 [ボードゲーム]

鬼ごっこ。それは子どもの頃必死になって遊んだ宝石のような思い出。
鬼ごっこ。それは大人になったら出来なくなってしまう灰色の足かせ。
鬼ごっこ。きっと誰もがもう一度走って騒げたらいいのにと願う遊び。
思うように動かなくなった足。すぐ息切れする体力。気になる周りの目。簡単には集まれない友達。仕事の疲れを癒すためだけの日々。いつの間にか無くしたワクワク。
鬼ごっこ。鬼ごっこ。鬼ごっこ。

75回目の記事は、机上の鬼ごっこ「スコットランドヤード東京」について。
・「スコットランドヤード東京」 2014年発売【ボードゲーム】

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ボドゲ強化月間第3弾は、1983年のドイツゲーム大賞を受賞したスコットランドヤードというゲームの東京バージョン。何十年も愛され続ける完成されたゲーム性はそのままに、東京近辺に住んでいる人がさらに楽しめるようになった作品です。
ほとんどのボードゲームはサバイバル形式で戦います。つまり個人戦です。チーム戦のボドゲだと、お邪魔者やレジスタンスなどがあり、極端に全員仲間なパンデミックなどもあります。
その中でもこのスコットランドヤードが少し異色なのは、1対複数で戦う点です。私はよく4人でボドゲをするので、1:3で戦うゲームだと思っています。いつも個人戦をしていると、たまにはチーム戦をやりたくなるのですよねー。そんな時にオススメです。

1人側は怪盗となって東京の街を縦横無尽に駆け巡ります。他のプレイヤーは警察となって怪盗を追いかけます。25ターン(確か)逃げ切れば怪盗の勝ち、捕まえれば警察の勝ちです。
大学生の頃、山手線鬼ごっこをしたいよねーと話していましたが、これはそんな感じの東京を舞台にした大規模な鬼ごっこを、小規模なテーブルの上で繰り広げるという、大人の鬼ごっこなのです。なんか大人の鬼ごっこってエロい響きですね笑
怪盗は基本、警察サイドからは見えません。しかし数ターン毎に形跡を残していきます。その形跡が現れた直後を複数のcopで囲んで捕まえるのです。

警察サイドはお互いに作戦会議がし放題です。3ターン前には上野駅にいたのだから浅草側に逃げたか、池袋方面に向かったのか、一度東京駅に戻ったのかなどを話し合いながら、包囲線を少しずつ狭めていきます。
包囲線を狭めすぎると捜査網を突破されますし、慎重に動きすぎては怪盗に楽をさせてしまいます。ここの力加減が絶妙に難しくて、結果にシビアに繋がっていきます。姿を現す時に、作戦通りに怪盗を囲えていれば凄く嬉しいですし、裏をかかれていると凄く悔しいです。
そしてこの東京という舞台だからこその会話が楽しいのも、警察サイドの特典です。
「どこでも電車でいける東京駅で俺は待機しとくよ」「じゃあ俺は新宿経由で高田馬場周辺を漁ってみる」「品川駅近くでレインボーブリッジの西側を封じに行く」「だめだ、豊洲経由でのお台場エントリーが間に合わない」「レインボーブリッジ封鎖できませ~ん!(今日のハイライト)」

怪盗側は鋼のメンタルが求められます。警察側の会話を聞きながら、それで冷や汗をかこうと、シタリ顔になろうと、それを察しられるわけにはいきません。常に冷静に東京を俯瞰し、警察の動きを読み、穴をかいくぐるのです。
怪盗が未経験者や苦手な人だと、一瞬でこのゲームは終わってしまいます。そのぐらいこの怪盗をプレイするのは難しいです。でもだからこそ楽しいです。
追い詰められたらリスクを背負わざるを得なくなります。次のターンに警察がこっちに来たら捕まってしまいます。しかしそれを勘付かれるとやられる可能性が一気に高くなる。だから平静を装い、あくまでもう逃げ切ったぜという風に動き、捜査網を抜けた時の快感は半端ないです。でも警察側も怪盗の顔をしょっちょう観察しているので、この演技ができるのは生半可なメンタルでは役者不足でしょう。

実は、人数集めて本格的な外での大人な鬼ごっこを企画したいなと思ってはいます。しかしハードルの高さとめんどくささから、実現するのは当分先になりそうです。
それまでは、怪盗Xになりきって、机上の東京でタクシー乗りまくろうと思います。

8本連続ボードゲーム特集、3本目は「スコットランドヤード東京」でしたー。
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